Microsoft EdgeでDNS over HTTPS(DoH)を有効にする方法

Microsoft Edgeで、DNS over HTTPS(DoH)を有効にする方法のご紹介です。

DNS over HTTPSとは?

DNS over HTTPS(DoH)は、DNS処理をHTTPS経由で行う比較的新しい技術です。

DNSとは、インターネット通信に必要な情報を取得する仕組みですが、この必要な情報をDNS独自の通信方法ではなく、URLでよく目にするHTTPSを使用して取得します。

比較的最新の技術で暗号化に対応したHTTPSを使用するため、古い技術で暗号化も行われないDNS独自の通信方法に比べて様々なメリットがあります。

参考:【お手軽】FirefoxでDNS over HTTPS(DoH)を有効にする方法 | ハルパス

Microsoft EdgeのDoH対応

Microsoft EdgeはGoogle Chromeをベースに開発されており、Chrome同様、2020年5月リリースのMicrosoft Edge 83からDoHをサポートしています。

参考:「Google Chrome 83」は“DNS-over-HTTPS”に対応、セキュリティ設定も刷新され使いやすく – 窓の杜

使用しているDNSサーバがDoHに対応している場合は自動的に有効化され、対応していない場合も任意のDoHサーバを設定し、有効化できます。

このページではMicrosoft Edgeに任意のDoHサーバを設定する方法をご紹介します。

参考:DNS over HTTPS(DoH)対応のDNSサービスの一覧 | ハルパス

Microsoft EdgeのDoH有効化

  1. URL欄に edge://settings/privacy と入力し、エンター(ENTER)
  2. 下にスクロール
  3. 「セキュア DNS を使用して、Web サイトのネットワーク アドレスを検索する方法を指定します。」の「サービス プロバイダーを選択する」を選択し、設定するDoHサーバを選択。
    ※画像はIIJ Public DNSを選択した場合
    ※URLの直接入力も可能
  4. 以上でDoHの設定は完了です。(再起動は不要です)

DNS over HTTPSの動作確認

CloudflareのConnection Informationにアクセスし、AS Nameが設定したDoHサーバになっていることを確認します。

※画像はIIJ Public DNSを選択した場合
※「Using DNS over HTTPS (DoH)」はCloudflare以外のDoHでは正しく動作しません。(DoH設定済みでもNoになります)

なお、各サーバのAS Nameは次のページも参照してください。

参考:コンピュータのDNSサーバ設定を確認する方法 | ハルパス