あらゆるOSのLiveUSBを作成することができる「UNetbootin」

UbuntuやCentOSなど、数多くのLinuxディストリビューションのLiveUSBを作成することができる「UNetbootin」のご紹介です。

UNetbootin (5)

UNetbootinとは?

UNetbootinは、WindowsがインストールされたコンピュータからLinuxディストリビューションのLiveUSBを作成することができるフリーソフトです。

LiveUSB:OSがインストールされているUSBメモリのこと。USBメモリを差し込むだけでOSが立ち上がる。Linux系OSに多く、OSが立ち上げらなくなった時の緊急用や、OSをインストールするときに使用する。

UbuntuやCentOSといった一般的なLinuxOSから、ウイルス対策ソフト「F-Secure Rescue CD」や「Kaspersky Rescue Disk」などといった特殊なOSまで対応したLiveUSBを作成することができるソフトウェアで、BacktrackやOphcrackにも対応しています。

インストールにはインストールディスクとなるISOファイルが必要ですが、UNetbootinにはそのISOのダウンロード機能も搭載しています。

また、UNetbootinはインストール不要で使用することができます。

UNetbootinが対応しているOS

  • Ubuntu
  • Kubuntu
  • Xubuntu
  • Lubuntu
  • Debian
  • openSUSE
  • Arch Linux
  • Damn Small Linux
  • SliTaz
  • Linux Mint
  • Zenwalk
  • Slax
  • Dreamlinux
  • Elive
  • CentOS
  • Mandriva
  • FreeBSD
  • NetBSD
  • Fedora
  • PCLinuxOS
  • Sabayon Linux
  • Gentoo
  • MEPIS
  • LinuxConsole
  • Frugalware Linux
  • xPUD
  • Puppy Linux
  • Parted Magic
  • SystemRescueCD
  • Super Grub Disk
  • Dr.Web Antivirus
  • F-Secure Rescue CD
  • Kaspersky Rescue Disk
  • Backtrack
  • Ophcrack
  • NTPasswd
  • Gujin
  • Smart Boot Manager
  • FreeDOS

※CentOSやUbuntu等の定番OSであれば「Rufus」が高速でオススメです。

※WindowsはOS側でLiveUSBが禁止されています。


UNetbootinのダウンロードと起動方法

  1. 公式サイトから最新版のUNetbootinをダウンロード
    UNetbootin (1)
  2. ダウンロードしたunetbootin-windows-613.exeを実行
    UNetbootin (2)
  3. ユーザアカウント制御が表示されますが、はい(Y)をクリック
    UNetbootin (3)
  4. UNetbootinが起動します。
    UNetbootin (5)

UNetbootinの使い方

UNetbootinは2種類の方法でLiveUSBを作成することができます。

  1. インターネット上のデータからLiveUSBを作成する方法
  2. ローカルディスク上にあるデータからLiveUSBを作成する方法

今回はローカルディスク上にあるISOファイルを使用する方法です。

ディスクイメージを選択し、右側のからISOファイルを選択します。

UNetbootin (4)

ドライブレターがインストールしたいUSBであることを確認したら、OKをクリックします。

UNetbootin (5)

インストールが開始されます。

UNetbootin (6)

終了をクリックします。

UNetbootin (7)


トラブルシューティング

UNetbootinを終了すると、以下のウィンドウが表示される場合があります。

このプログラムは正しくインストールされましたをクリックしてください。LiveUSBに影響はありません。

このプログラムは正しくインストールされなかった可能性があります