インストール不要で高速なUSBブートメディア作成ツール「Rufus」

Windows10にも対応したインストール不要のUSBブートメディア作成ツール「Rufus」のご紹介です。

Rufusとは?

Rufusは、シンプルで高速なUSBブートメディア作成ツールです。

OSのインストールファイルとUSBメモリを選択することで、簡単にUSBブートメディアが作成でき、日本語を含む多言語に標準対応しています。

Rufus最大の特徴は、書き込み速度が非常に高速な点です。

公式サイトにも記載していますが、実際に使ってみてもその速さが実感できます。

筆すべきはRufusのスピードです。例えばRufusならUNetbootin、Universal USB Installer、Windows USB/DVD Download Toolと比べ、2倍もの速度でISOからWindows7のUSBインストール ドライブを作ることができます。同様にしてLinuxのブートディスクもわずかですが速く作ることができます。

引用元:Rufus

UNetbootinに比べサポートするOSは少ないようですが、定番のOSに使うのであればRufusがオススメです。

参考:【Linux】あらゆるOSのLiveUSBを作成することができる「UNetbootin」 | ハルパス

Rufusの機能・特徴

  • Windows 7以降をサポート
  • 64bit版OSを公式サポート
  • インストール不要
  • フリーソフト(無料)
  • 日本語を含む多言語に対応
  • ISOファイルをサポート
  • Windows、Linux、UEFIのインストールメディアを作成可能

なお、使用するUSBメモリはデータの書き込み前に「Check Flash」でエラーチェックをすることをオススメします。

参考:使う前にしておきたいUSBメモリ用診断ソフト「Check Flash」 | ハルパス


セットアップ方法

  1. Rufus公式サイトから最新版のRufusをダウンロード
  2. ダウンロードしたrufus-x.x.exeを実行
  3. ユーザーアカウント制御が表示されるので、はいをクリック
  4. はいをクリック
  5. Rufusが起動します。

Rufusの使い方(USBブートメディアの作成方法)

今回は例として、ドライブレター: のUSBメモリを、VMware ESXiのインストールUSBにする方法をご紹介します。

なお、作成方法はほかのOS(Ubuntu等)でも同じです。

※USBブートメディアの作成前に、「Check Flash」でUSBメモリのエラーチェックをすることを強く推奨します。

  1. [デバイス] からインストール先となるUSBドライブを選択(今回はFドライブ)
  2. [選択] からインストールするISOファイル(ブートデータ)を選択(今回はESXiのインストールISOを選択)
  3. スタートをクリックして、インストールを開始します。
  4. 状態からすべて緑になったら、USBブートメディアの作成は完了です。

※「スタート」クリック時に警告が表示された場合は、はい(Y)をクリックして下さい