内蔵HDDを「ハードウェアの安全な取り外し」から隠す方法

内蔵HDDを「ハードウェアの安全な取り外し」から隠す方法のご紹介です。

「ハードウェアの安全な取り外し」とは?

ハードウェアの安全な取り外しとは、その名の通りコンピュータに接続されているデバイス(電子機器)を安全に取り外す機能です。

コンピュータに接続するデバイスも一種の精密機器のため、通電中にいきなり取り外しと故障する恐れがあり、その安全機能となります。

「ハードウェアの安全な取り外し」で選択できるデバイスは、USBメモリや外付けHDDなど取り外しを想定したデバイスがほとんどですが、コンピュータの設定次第では、内蔵HDDも取り外し対象として表示されます。

デバイスがリムーバブルと見なされるかどうかは、システムの BIOS とマザーボード上のさまざまな SATA ポートをマークする方法によって決定されます。

参考:内部の SATA ドライブがリムーバブル メディアとして表示します。

原因の通り、コンピュータの設定(BIOS)を変えることで非表示にすることができますが、設定を誤るとコンピュータが起動しなくなる恐れがあります。

そのため、このページでは、レジストリを使って内蔵HDDを「ハードウェアの安全な取り外し」から隠す方法をご紹介します。

なお、非表示にするには内蔵HDDドライブのバス番号を取得する必要があり、バス番号の取得→レジストリの編集の手順を進めていきます。

※レジストリを操作するため、予めバックアップを作成して実行してください。


内蔵HDDのバス番号を取得する方法

  1. スタートボタン右クリック
  2. デバイスマネージャー(M)をクリック
  3. 「ディスクドライブ」→「非表示にしたい内蔵HDD」をダブルクリック
  4. 「Bus Number」の右横に表示されている数字がバス番号です。(画像であれば 0 )

内蔵HDDを「ハードウェアの安全な取り外し」から隠す方法

  1. スタートボタンをクリックし、regedit を検索し、起動します。(クリック)
  2. ユーザーアカウント制御が表示されますが、はい(Y)をクリック
  3. レジストリエディタが起動します。
  4. 上側の検索窓に「コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\storahci\Parameters\Device」と入力し、エンター(ENTER)
  5. 右側の何もない部分で右クリックし、「新規(N)」→「複数行文字列値(M)」を選択
  6. TreatAsInternalPort」と入力し、エンター(ENTER
  7. TreatAsInternalPort をダブルクリック
  8. 「非表示にしたい内蔵HDDのバス番号」と入力し、OKをクリック
  9. 再起動したら、完了です。