【追記あり】アバストのウェブブラウザ「セーフゾーン ブラウザ」
無料アンチマルウェアソフトで有名なアバスト製の派生ウェブブラウザ「セーフゾーン ブラウザ(Avast SafeZone Browser)」のご紹介です。
目次
セーフゾーン ブラウザとは?
セーフゾーン ブラウザ(旧:Avast SafeZone Browser)は、Google Chromeベースの派生ブラウザです。
Google Chromeのオープンソース版となる「Chromium」に、アバストが独自のカスタマイズが施されたセキュリティ特化の派生ブラウザで、無料で使用することができます。
カスタマイズ(追加)された機能
- 危険サイトへのアクセスをブロックする機能
- 広告のブロック機能(Adblock Plus)
- パスワードマネージャー
- バンクモード※
- ビデオダウンロード機能
バンクモードとは
バンクモード(旧:決済モード)は、タブを他のタブから隔離して動作させるモードです。
コンピュータ内で動作しているソフトとも隔離されるため、キーロガーやマルウェアの影響を受けにくくなるようです。
インストールについて
アバスト製アンチウイルスソフトの付属機能として提供されています。
現在のところ、単体でインストールを行うことはできません。
Chrome拡張機能について
Avast SafeZone Browserは、Chrome拡張機能を使用できません。
Google Chromeベースですが、Chrome ウェブストアにアクセスしてもインストールボタンが表示されません。また、拡張機能一覧ページもありません。
Chromeとの違い
Chromeでは画面右端にあった設定ボタン[ ≡ ] が、左上に移動しています。
ボタンも「Avast SafeZone」に変更されています。
本来のメニューボタンをクリックすると、独自機能用のメニューが開かれます。
メニューでは広告ブロック機能やパスワードマネージャーを無効化することができるほか、ブックマークなどへのリンクが設定されています。
ダウンロードやブックマーク、履歴ページもChromeとは変わっています。
Operaと同じ、サイドバーとアンダーバーのL字スタイルとなっています。
広告ブロック機能について
広告ブロック機能としてAdblock Plusが標準搭載されています。
設定はメニューの「SafeZone アドオン」から行うことができ、フィルタの有効無効、自作フィルタの追加、ホワイトリストの追加ができるようになっています。
動作とバージョンについて
セーフゾーン ブラウザは動作がもっさりとしているため、日常的に使用するには厳しいです。
また、ベースとなるChromeのバージョンも48(最新は51)と古いためセキュリティに疑問が残ります。