【NTP】コンピュータの内蔵時計は正確ですか?【日本標準時】
コンピュータの時計とは?
コンピュータには独自の時計が内蔵されており、ファイルの作成日時や電子メールの送受信時刻などに使用されています。
内蔵時計の時刻は以下のサイトにアクセスすることで確認でき、分までであればデスクトップ右下に表示されています。
内蔵時計のズレによる問題
内蔵時計にズレがあると、ファイルの作成日時がズレる等の不便さだけでなく、セキュリティソフトが誤作動を起こす等のセキュリティ上の問題も発生します。
また、ネット通販やネット銀行を利用している場合、アクセス先の認証が正常に行えなくなり、「なりすまし」などの被害にも遭いやすくなります。
コンピュータの内蔵時計を合わせる方法
コンピュータには物理的な時計が内蔵されており、この時計は通電の有無など様々な要因でズレが生じます。
そのため、コンピュータではNTPサーバと呼ばれる時刻合わせ用のサーバと同期をとり、時計のズレを修正する機能が備わっています。
ここでは、そのNTPサーバを利用した内蔵時計の手動校正する方法です。
- 【コントロールパネル】 → 【時計、言語、および地域】 → 【日付と時刻】 → 日付と時刻の設定をクリック
- インターネット時刻のタブをクリック
- 設定の変更(C)…をクリック
- サーバー(E):の横のテキストボックスに「ntp.nict.jp」と入力
- OKをクリックで、完了です。
インターネット時計の正確性
既に「time.windows.com」というサーバと同期している場合がありますが、同サーバはアメリカにあるためネット回線の遅延などにより正確さに欠けます。
インターネット時計の性質上、どうしてもズレは生じますが、上記のサーバ(ntp.nict.jp)は日本にあるため比較的正確となります。