「DNSBench」で最速のパブリックDNSを探す方法

無料でできるDNSサーバの速度測定ツール「DNSBench」でパブリックDNSの速度測定を行う方法のご紹介です。

最速のパブリックDNSは人それぞれ

パブリックDNSの一覧を見た方から、「最速のパブリックDNSはどれですか?」と質問頂くことがありますが、誰もが最速のパブリックDNSはありません。

契約しているプロバイダや、接続場所等のユーザ環境によって大きく異なるためです。

自身の環境で最速パブリックDNSを知りたい場合、実際に速度を測定する必要があります。

とはいえ、手動で一つずつ確認するのは面倒なため、一度に測定できる「DNSBench」を使った方法をご紹介します。

DNSBenchとは?

DNSBenchは、その名の通りDNSサーバの速度測定ができるツールです。

GoogleやYahoo!、Wikipediaなどの人気ドメインの名前解決を実際に行うことで、DNSサーバの速度を測定します。

測定対象のDNSサーバは、DNSBenchがもつDNSサーバリストから上位50個が自動抽出され、使用されますが、任意のサーバで測定・比較することも可能です。

このページでは、その任意のサーバの速度比較ができる機能を使用し、主要パブリックDNSサーバの速度測定を行う方法をご紹介します。

なお、比較対象は次の通りです。

  • Google Public DNS
  • OpenDNS
  • Quad9
  • AdGuard DNS
  • 1.1.1.1

セットアップ

  1. パブリックDNSサーバのリストファイルをダウンロード
  2. ダウンロードしたDNSBench.zipを解凍
  3. DNSBench.iniというファイルがあることを確認します。
  4. 公式サイトから最新版のDNSBenchをダウンロード
  5. DNSBench.iniを、ダウンロードしたDNSBench.exeと同じ場所に移動(コピー)
  6. 次のようになっていれば完了です。

速度測定を行う

  1. DNSBench.exeを実行
  2. NameServersタブをクリック
  3. [Run Benchmark]をクリック
  4. 測定中…中央のバーがすべて埋まるまで待ちます。
  5. バーが埋まり、ボタンが[Run Benchmark]に戻ったら速度測定は完了です。

結果の見方

自動的に早い順になっているため、上位のパブリックDNSが、測定環境において最速のDNSサーバとなります。

そのため、特にパブリックDNSにこだわりがない場合、上二つを選ぶと良いでしょう。

なお、バーは処理時間を表しており、短いほど良い結果であり、

  • 赤色のバーは、キャッシュ済み名前解決の結果
  • 緑色のバーは、未キャッシュの名前解決の結果
  • 紫色のバーは、.comのネームサーバの結果

となります。

詳しくは、公式サイトの解説をご確認ください。