Windows10でクライアントHyper-Vを使ってみる

Windows10に搭載されている仮想マシン実行環境「クライアントHyper-V」のご紹介です。

クライアントHyper-Vとは?

クライアントHyper-V(Client Hyper-V)は、マイクロソフト社が提供する仮想マシン実行環境です。

Windows7に搭載されていたXPモードWindows Virtual PCの上位互換機能で、WindowsやLinuxなどのOSをインストールすることが可能となりました。

Hyper-Vは、元々Windows Server向けに提供されていた機能で、Windows8からXPモードの代わりに使用できるようになっています。

ハードウェア・ソフトウェア要件を満たしていれば無償で利用でき、比較的手軽に導入できますので試してみてはいかがでしょうか?

クライアントHyper-Vの要件

  • 64bit版OSであること
  • ProもしくはEnterpriseエディションであること
  • CPUがIntel VTもしくはAMD-Vに対応していること
  • 2GB以上のメモリを搭載していること

なお、VMware Playerとの同時使用はできません。


クライアントHyper-Vのインストール方法

  1. 「コントロールパネル」を開き、プログラムをクリック
  2. Windowsの機能の有効化または無効化をクリック
  3. Hyper-Vにチェックをつけ、OKをクリック
    (アンインストールをする場合はチェックを外します。)
  4. 機能の有効化中…
  5. 今すぐ再起動(N)をクリック
  6. 再起動したらHyper-Vのインストールは完了です。

仮想マシンの作成方法

Hyper-Vでは「Hyper-V マネジャー」というソフトウェアを使って、仮想マシンの作成や管理、各種設定を行います。

  1. 「すべてのプログラム」にある、Hyper-V マネジャーをクリック
  2. ウィンドウ左上のコンピュータ名を右クリックし、「新規(J)」 → 「仮想マシン(M)」をクリック
    (画像ではモザイクが掛かっています)
  3. 次へ(N)>をクリック
  4. 仮想マシンの名前を入力し、次へ(N)>をクリック
  5. 仮想マシンの世代を選択し、次へ(N)>をクリック
    (よく分からない場合は第1世代を選択)
  6. 仮想マシンに割り当てるメモリの容量を入力し、次へ(N)>をクリック
  7. ネットワーク接続を選択し、次へ(N)>をクリック
  8. 仮想マシン用に作成する仮想ディスクを選択し、次へ(N)>をクリック
  9. インストールディスクの使用を設定し、次へ(N)>をクリック
  10. 完了(F)をクリック
  11. 仮想マシンの作成は完了です。