【Firefox】Adblock Plusより軽く、Firefox向き広告非表示アドオン「μBlock」

定番広告ブロックアドオン「Adblock Plus」より少ないCPUとメモリ消費量で動作し、手軽に設定可能なFirefoxアドオン「μBlock」のご紹介です。

Adblock Plusとは?

Adblock Plusは、ウェブページで表示される広告を非表示にするブロックツールの一種です。

オープンソース化されており、Internet ExplorerやFirefox、Google Chromeなどの様々なブラウザ用の拡張機能として提供されています。


Adblock Plusのパフォーマンス低下問題

Adblock Plusは、不要な広告を非表示にできることから世界中で愛用されています。特に最近は広告経由のウイルスが発見されるなど、セキュリティ対応ツールとしても利用されているようです。

しかし、Adblock PlusにはインストールするとCPUとメモリ消費量が増大するデメリットがあります。

次の値はFirefoxで100個のページを開いた場合のメモリ使用量ですが、約200MBもAdblock Plusが使用しています。

  • Adblock Plus有効 1,154MB
  • Adblock Plus無効  937MB

Adblock Plusと相性の悪いFirefox

Adblock Plusのパフォーマンス低下問題は、メモリ使用量が比較的多いFirefoxでは致命的です。

プログラマーの「Nicholas Nethercote」さんの調べによると、インストールするだけで60~70MB、ページに埋め込まれているiFrameにひとつにつき約4MBのメモリを使用するそうです。


Firefox向けの広告ブロックアドオン「μBlock」

μBlockは、Adblock Plusとほぼ同じ機能をもつFirefoxアドオンです。

Adblock Plusは広告のブロックを目的としていますが、μBlockは広告に限らずアクセス解析等も含めた汎用型ブロックツールとなっています。

気になるパフォーマンスですがメモリ使用量は870MBで、何もインストールしていない状態より減少しました。

よってμBlockは、Firefoxのメモリ使用量を減らすツールとしても利用できます。

また、フィルタ作成支援ツール「Element Hiding Helper for Adblock Plus」と同じ機能を標準で搭載しています。


μBlockのインストール方法

  1. アドオン配布ページ(Firefox公式)にアクセスし、Firefoxへ追加をクリック
  2. インストール(I)をクリック
  3. 再起動は必要ありませんので、以上で完了です。

μBlockの簡単な使い方

μBlockはAdblock Plusと同じように利用可能です。設定画面への移動方法などは次の画像を参考にして下さい。

  • 設定画面を開く - フィルタ設定などが可能な設定画面を開きます。
  • 有効/無効切り替え - ドメイン単位でブロック機能をすべてを有効、無効化します。
  • 選択ツールを起動 - ページ内コンテンツの選択ツールを起動します。(Element Hiding Helper for Adblock Plusに相当)
  • ファイルの一覧表示 - ページ内でリクエストされたすべてのコンテンツを表示します。